ニチレイ、フーズとフレッシュを合併へ──食品事業の統合で収益力・資本効率を強化

株式会社ニチレイ(2871)は、連結子会社である株式会社ニチレイフーズ株式会社ニチレイフレッシュを合併することを発表しました。

合併方式は、ニチレイフーズを存続会社とする吸収合併で、ニチレイフレッシュは解散します。

合併の効力発生日は2026年4月1日を予定しています。

事業概要

  • ニチレイフーズ:冷凍食品・レトルト食品・包装氷などの製造、加工、販売を手がけるニチレイの中核食品事業会社。

  • ニチレイフレッシュ:水産品・畜産品の調達、加工、販売に特化した事業会社。

合併の背景と狙い

ニチレイグループは、今回の合併によって調達から販売までの全機能を一体運営する体制を構築し、次のような成果を狙います。

  • グループ内シナジーの最大化

  • 収益力の強化資本効率の向上

  • 国内外の食品事業の成長基盤強化

原料調達力に強みを持つニチレイフレッシュと、製造・販売ノウハウに強みを持つニチレイフーズを統合することで、

より高付加価値な食品事業の展開を目指します。

今後の展望

ニチレイは、食品事業をグループ戦略の中核に据え、グローバル市場への展開や、サプライチェーン全体の強化を加速させる構えです。

今回の合併はその第一歩であり、競争力のある食の提供体制を築く大きな転換点となりそうです。