【2025年版】ECサイト・D2Cブランドを売却する方法|小さなネットショップでも高く売れるM&Aの進め方

  • 商品は売れてるけど、在庫管理・カスタマー対応が大変すぎる

  • 別の仕事が忙しくなって、ネットショップに手が回らない

  • 副業で始めたけど、限界を感じている

  • ゼロから立ち上げたD2Cブランドを、誰かに育ててほしい

そんな時、単に“閉店”するのではなく、M&A(事業売却)でECサイトを次の経営者に引き継ぐという選択肢があります。

実は、売上月10万円程度の小規模ECサイトやInstagram経由で運営しているD2Cブランドでも、50万円〜数百万円で売却されているケースが多く存在します。


▼ ECサイト・ネットショップは売れるのか?

● はい、売れます。むしろ「育っている途中」のECが狙い目。

  • 売上が安定し始めている

  • 顧客がついている(リピートあり)

  • SNSアカウントやショップデザインが整っている

  • 商品と物流体制がある程度できている

これらの条件が揃っていれば、**「自分で育てるのが難しくなった事業」でも、買い手にとっては“すぐに収益が見込める資産”**になります。


▼ M&Aで売却されている主なEC業種・商材例

業種・商材 コメント
アパレル系(韓国ファッション、古着など) Instagram連携や撮影ノウハウ付きで人気
健康食品・美容サプリ系 定期購入型でLTVが高いと好評価
雑貨・文具・ガジェット系 利益率が高く、SNSと親和性が◎
ペット用品系 niche(ニッチ)なリピーター市場あり
自社製造系(クラフト・ハンドメイド) 小規模ブランドとして育成余地あり

▼ ECサイト売却の相場はどのくらい?

月商 売却価格の目安 備考
〜30万円 50〜150万円 利益率・SNS連携・ドメイン年数で変動
30万〜100万円 150〜500万円 ストア構築+自社製品+定期客が評価対象
100万円以上 500万円〜数千万円 フルD2Cブランド・OEM体制あり・法人顧客ありなど

▼ 高く売るための“準備と魅せ方”のコツ

  1. 売上・利益・広告費・在庫などの数値を整理(12ヶ月分)

  2. 使用ツール・外注先・物流ルートなどの構成図を用意

  3. ストアデザイン・ロゴ・撮影データなども含める

  4. Instagram・LINE・メルマガなど、顧客接点を可視化

  5. 将来的な成長余地(広告強化、LP改修など)を提案

買い手は「今の状態」+「伸びしろ」で判断します。

LINE追加

▼ 売却の流れ(初めてでも安心)

  1. 目的を整理(完全撤退?別事業へ集中?)

  2. サイトと数字の整理

  3. 売却価格の設定と範囲の決定(ドメイン/商品/SNS/在庫など)

  4. 買い手候補と交渉・質疑応答

  5. NDA締結 → 契約調整 → 売却完了

  6. 引継ぎ(1〜2ヶ月サポートが一般的)


▼ 成功事例

● 事例①:韓国アクセサリーEC(STORES)を150万円で売却

  • 月商約20万円/利益率35%

  • Instagramフォロワー:8,000人

  • 撮影環境・仕入れルート・テンプレ文章など一式譲渡

  • 元オーナーは副業→本業転換のため売却


● 事例②:サブスク型のスキンケアD2Cを800万円で売却

  • オリジナルOEM製品、3アイテム+定期購入契約あり

  • 月商約90万円/粗利50万円前後

  • Shopify/メール自動配信設計済

  • 譲渡後、買い手が広告強化し、売上150%へ拡大


▼ よくある質問(Q&A)

Q:赤字のECサイトでも売れる?
→ はい。在庫・仕組み・SNSフォロワー・ブランド価値などが評価されれば、売却可能です。

Q:在庫や撮影小物も含めて売れる?
→ はい、むしろ一式譲渡の方が買い手にとってメリットが大きくなります。

Q:法人化してなくても売れますか?
→ 個人事業主でも問題なく売却可能です(譲渡契約は“事業譲渡”として交わします)。

Q:売却までどのくらい時間がかかる?
→ 数週間〜2ヶ月程度が目安。買い手との条件調整と引継ぎ期間で変動します。


▼ まとめ|ECサイトを“閉める”前に、“売る”という選択肢を

  • 趣味で始めたECだけど、本業が忙しくなってきた

  • D2Cブランドを育てたが、ここから先は他の人に任せたい

  • 在庫とサイトを処分して終わりにするのは、あまりにももったいない

そんな時こそ、M&AによるECサイト売却という選択肢をぜひ検討してみてください。

あなたが時間と労力をかけて育てたサイトは、
“すぐに売上が立つEC事業を欲している人”にとって価値のある資産です。

“やめる”のではなく、“引き継ぐ”。
ネットショップの卒業に、M&Aという賢い選択肢を。

LINE追加