カーライフ関連事業のシナジー強化で、グループ統合を加速
株式会社宇佐美鉱油（愛知県津島市）は、
自動車用タイヤ・ホイール販売大手である株式会社フジ・コーポレーション（東証スタンダード：7605）に対し、
公開買付け（TOB）を実施し、完全子会社化する方針を発表した。
フジ・コーポレーションはこのTOBに賛同しており、買収完了後は上場廃止となる見通し。
買収の背景と目的
本件TOBの狙いは、以下の3点に集約される：
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カーライフ関連サービスの統合によるシナジー創出
両社の持つ店舗・サービス網を融合し、タイヤ・ホイール販売とサービスステーション運営のクロスセルを強化。 -
意思決定の迅速化・経営効率の向上
非上場化により、ガバナンスとスピードを両立させ、柔軟な経営判断を可能に。 -
上場維持コストの削減
管理負担を軽減し、経営資源を中長期的な成長戦略へ集中。
買付けの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 買付予定数 | 普通株式 18,147,599株（下限：9,075,600株） |
| 買付価格 | 普通株式：1株あたり2,830円 第1～3回新株予約権：各565,800円 |
| 買付期間 | 2025年6月9日（月）～7月22日（火）＜31営業日＞ |
今後の展望
両社は今後、宇佐美グループが展開する全国のサービスステーション網を活用し、
フジ・コーポレーションのタイヤ・ホイール製品の販売拡大を図る。
また、自動車メンテナンスやカーアクセサリー販売など、ワンストップ型のカーライフサービスを実現する体制構築を目指す。