【M&A速報】ALSOK、富士通グループから警備・施設管理関連事業を承継

ファシリティマネジメント事業を強化、事業の安定化と拡大へ

綜合警備保障株式会社(東証プライム:2331、以下「ALSOK」)は、完全子会社であるALSOKファシリティーズ株式会社が、

富士通グループから警備・清掃・施設管理などの事業を承継することで合意したと発表した。

承継スキームの概要

  1. 吸収分割方式による事業承継
     ALSOKファシリティーズが承継会社となり、富士通ホーム&オフィスサービス株式会社(富士通の完全子会社)の下記事業を吸収分割により承継:

  • 警備事業

  • 清掃事業(エコロジー事業)

  • 施設管理事業

  1. 事業譲渡方式による施設管理事業の取得
     ALSOKファシリティーズが譲受会社として、富士通ホーム&オフィスサービスの完全子会社である以下2社から施設管理事業を譲受:

  • 富士通北信コンストラクション株式会社(長野県)

  • 富士通栃木コンストラクション株式会社(栃木県)


■ 承継の目的

ALSOKは、本承継を通じて、グループのファシリティマネジメント事業の強化を図り、下記を実現する狙い:

  • 顧客企業に対する総合的な建物・施設管理サービス提供能力の向上

  • 自社のセキュリティノウハウと統合したワンストップ型FM(ファシリティマネジメント)サービスの構築

  • 施設管理事業のさらなる収益基盤の安定化・拡大

吸収・譲渡スケジュール

項目 内容
効力発生日 2025年9月1日(予定)

 

ALSOKは今後、成長性の高い施設管理領域の強化を通じて、既存のセキュリティ事業との相乗効果(シナジー)を最大化し、法人向けソリューションの拡充を図る見込みです。