発送業務を内製化し、大企業向けサービスを強化へ
ラクスル株式会社(東証プライム:4384)は、
ダイレクトメール(DM)発送代行事業を展開する株式会社メーリングジャパン(宮城県仙台市)の全株式を取得し、
子会社化することを発表した。2025年7月1日の株式譲渡完了を予定している。
メーリングジャパンの概要
-
日本郵便の正規代理店として「ゆうメール」によるDM発送代行を展開
-
仙台の自社作業所にて、宛名印字・封入・封緘など一連のオペレーションを内製化
-
大手企業のDM施策に対応可能なセキュリティ体制・オペレーション力を保有
本件M&Aの狙い
ラクスルは、ネット印刷や新聞折込、ノベルティ制作等を提供しており、印刷〜発送の一貫した提供体制を目指してM&Aを積極推進中。
今回の買収によって:
-
印刷後のDM発送機能をグループ内に内製化
-
BPO領域における競争優位性の向上
-
個人情報を扱う大企業向け業務の強化
-
地方拠点(仙台)による生産能力の分散と効率化
といった複数のシナジーが期待されている。
今後のスケジュール
項目 | 内容 |
---|---|
契約締結日 | 2025年6月9日 |
株式譲渡実行日 | 2025年7月1日(予定) |
本件は、ラクスルの“仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる”というビジョンのもと、
印刷業界の垂直統合モデルの強化を象徴するM&Aといえる。