電子デバイス事業のポートフォリオを見直し、事業基盤の再構築へ
株式会社富士通ゼネラル(東証プライム:6755)は、
子会社の富士通ゼネラルエレクトロニクス(岩手県一関市)が展開するパワーモジュール事業を、
インドのL&T Semiconductor Technologies(LTSCT)に譲渡することを発表した。
併せて、関連する生産設備は、LTSCTの委託先であるKaynes Semicon Private Limitedに譲渡される予定。
譲渡日は2025年6月23日を予定している。
背景と目的
富士通ゼネラルグループでは、
テックソリューション部門を担う富士通ゼネラルエレクトロニクスが、電子デバイスと通信機器の開発・製造を手がけている。
今回の事業譲渡は、以下の目的で実施される:
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中核事業への経営資源の集中
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電子デバイス事業のポートフォリオ再編
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グループ全体の事業基盤強化
各社の事業概要
企業名 | 概要 |
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富士通ゼネラルエレクトロニクス | 電子デバイス、通信機器の開発・製造 |
LTSCT(インド) | 半導体製品の開発・製造・販売 |
Kaynes Semicon(インド) | 電子機器の受託製造(EMS)事業者 |
今後のスケジュール
項目 | 日程 |
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事業・設備譲渡日 | 2025年6月23日(予定) |
本件は、日本企業による事業選択と集中の象徴的な動きであり、アジア地域の製造・開発体制の再構築にも注目が集まる。