【メディア再編】東洋経済新報社、株式情報動画配信のストックボイスを子会社化

動画×金融メディアの融合で、個人投資家層への接点を強化

東洋経済新報社(東京都中央区)は、

株式情報専門の動画メディアを運営する株式会社ストックボイスの全株式を取得し、子会社化する契約を2025年6月10日に締結した。
株式取得の実行は、2025年7月1日を予定している。

買収の狙い

東洋経済は、『会社四季報』をはじめとする個人投資家向けのリサーチ・出版事業を展開してきた。

一方、ストックボイスは東京証券取引所内の専用スタジオから株式市況や企業情報をライブ配信しており、動画領域に強みを持つ。

本件M&Aにより、以下のシナジーを狙う:

  • 東洋経済の取材力・分析力と、ストックボイスのライブ配信・番組制作力の融合

  • 個人投資家との接点を紙・デジタル・動画で立体的に強化

  • 株式・金融領域におけるメディアプレゼンスの拡大

企業概要(要約)

項目 東洋経済新報社 ストックボイス
事業内容 出版・デジタルメディア(『会社四季報』など) 株式情報のライブ配信、証券スタジオ運営
所在地 東京都中央区 東京都中央区
強み 金融・産業分野の取材網 東証内スタジオ、ライブ動画配信

 

今後の展望

金融・証券市場を巡る情報ニーズが高度化・リアルタイム化する中、東洋経済は「動画メディアへの本格進出」を通じて、

若年層〜中堅層の個人投資家層の取り込みを目指す。