化粧品・食品原料事業の拡大狙い、プラットフォーマー戦略を加速
更新日:2025年7月11日
アステナホールディングス(8095)は、連結子会社のイワキ株式会社を通じて、池田産業株式会社および池田物産株式会社を中心とする池田物産グループの株式95.0%を取得し、グループ傘下に収めると発表した。
取得は2025年9月1日付を予定。
■ 背景・目的
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アステナグループは、ヘルス&ビューティーケア(HBC)・食品事業に注力しており、原料から製品まで一貫したソリューションを提供。
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池田物産グループは、化粧品・食品・パーソナルケアなどの原材料取引や研究開発(R&D)力に強みを持ち、海外メーカーとのチャネルやマーケティング力が高く評価されている。
今回のM&Aにより、以下のシナジーを創出:
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製品ラインナップと販路の拡充による、化粧品原料・食品原料両事業の強化
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池田物産の原料検索ツール「i-Platto」を活用したDX推進
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R&D力と営業基盤の統合によるプラットフォーム事業体制の確立
■ スキーム概要
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取得株数:117,437株(議決権比率:95.0%)
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取得価額:非開示
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株式譲渡実行日:2025年9月1日予定
■ 今後の展望
本件を通じて、アステナグループは「美と健康」領域でのBtoBプラットフォーマーとしてのポジションをさらに確立。
既存の食品・HBC事業とのクロスセルやグローバル展開、デジタル化を通じて、中長期的な非連続成長の加速を図る。