アシードホールディングス株式会社(東証スタンダード:9959)は8月8日、ベトナム北部で清涼飲料の製造販売を行う VIHAMARK GROUP JOINT STOCK COMPANY(以下「VIHAMARK GROUP」)の全株式のうち 37.22% を取得し、持分法適用関連会社化することを発表した。
アシードグループは、自動販売機の運営管理事業と飲料製造事業を手掛けており、今回の出資により海外事業の強化を図る。
VIHAMARK GROUPの概要
VIHAMARK GROUPは、ベトナム北部で清涼飲料の製造・販売を行っており、現地市場での販路やブランド力を有している。
出資の目的
アシードHDは、本件M&Aを通じて以下を目指すとしている。
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ベトナム国内での新規販路の獲得による業容拡大
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グループの海外事業展開の加速
取得内容
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取得株式数:3,000,022株(議決権数3,000個、持株比率37.22%)
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取得方法:株式譲受(1,500,011株)+第三者割当増資引受(1,500,011株)
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取得価格:90,000,000,000 VND(ベトナムドン)
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異動前の持株比率:0%
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株式譲渡実行日(予定):2025年11月30日
編集部コメント
アシードHDによる今回の出資は、東南アジア市場の成長性を取り込む狙いが鮮明だ。ベトナムは若年層人口比率が高く、経済成長に伴い飲料消費も拡大傾向にある。現地ブランドを持つVIHAMARK GROUPとの連携は、同社の販売チャネルを活用したスピーディーな市場浸透が期待できる。また、自動販売機運営とのシナジーが生まれるかも注目される。