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M&Aニュース

【M&A速報】ほけんの窓口、朝日生命から保険代理店F.L.Pを買収

〜店舗ネットワークの拡充で“相談窓口の覇権”へ一歩前進〜 2025年8月5日、ほけんの窓口グループ株式会社は、朝日生命保険相互会社から株式会社F.L.P(本社:神奈川県横浜市)の全株式を取得したと発表。本件により、保険代理店業界でのさらなるシェア拡大と店舗ネットワーク強化を目指す。 ■ 背景:保険代理店業界の競争激化 「人生100年時代」や「ライフスタイルの多様化」によって、保険相談のニーズは増加 […]

【速報】オリックス、アセンテックへのTOBが不成立

~下限未達で全株式の買付け中止。市場は“次の一手”に注目~ 2025年8月5日、オリックス株式会社(8591)が展開していたアセンテック株式会社(3565)への公開買付け(TOB)が不成立となったことが明らかになった。 ■ 背景と概要 本件TOBは、オリックスが完全子会社「OPI・18株式会社」を通じて実施。アセンテックの普通株式について、9,546,000株以上の応募を買付成立の条件としていたが […]

ツナググループHD、子会社から中核事業を逆吸収

~人材・BPOの“直接保有”で、持株会社から実動経営へシフト~ ツナググループ・ホールディングス(6551)は7月31日、完全子会社のツナググループ・コンサルティングが展開する「人材支援サービス」と「コールセンター事業」を吸収分割方式で承継することを発表した。実行は2025年10月1日予定。 ■ 経営効率と収益直結の構造改革 今回の再編は、いわゆる「持株会社→事業持株会社」への転換。承継対象となる […]

【ツナグGHD、事業再編に着手】~人材支援×コールセンター事業を本体に統合し、「脱・持株会社」型へ転換~

ツナググループ・ホールディングス(6551)は2025年7月31日、完全子会社のツナググループ・コンサルティングから人材支援サービス及びコールセンター事業を本体に承継する吸収分割契約を発表した。10月1日の効力発生を予定しており、同社のガバナンス改革・収益体制強化に向けた大きな一手となる。 ■「持株会社→事業会社」へのリシフト 従来、グループの経営戦略や管理業務を司ってきたホールディングス本体が、 […]

【海外インフラ戦略の最前線】三井物産×商船三井、英国ニグ港を買収へ

~洋上風力“次世代エネルギーハブ”を握る意義とは~ 2025年7月、三井物産と商船三井という日本を代表する2社が、英国スコットランド北東部にあるニグ港とその関連事業を買収することを発表した。脱炭素社会に向けた再生可能エネルギーのシンボルとも言える「洋上風力」。その世界最大級の開発エリアに近接する“戦略港”を日本勢が押さえにかかったこの一手は、いわば洋上風力インフラの覇権争いへの参戦表明でもある。 […]

EQT、都市空間移動システムの専業メーカー「フジテック」にTOB 約4,078億円で非公開化へ

2025年7月30日、スウェーデンの大手プライベートエクイティファンド・EQTは、傘下のBospolder 1株式会社(東京都港区)を通じて、東証プライム上場のフジテック株式会社(6406)に対し公開買付け(TOB)を実施することを発表した。フジテックもこのTOBに賛同を表明しており、買収完了後には上場廃止となる見通しだ。 フジテックとは フジテックは、エレベーター・エスカレーター・動く歩道といっ […]

みずほ銀行、法人カード「UPSIDER」展開のフィンテック企業を約460億円で子会社化

2025年7月29日、株式会社みずほフィナンシャルグループ(東証プライム:8411)の中核子会社である株式会社みずほ銀行は、フィンテック企業・株式会社UPSIDERホールディングス(東京都港区)の株式約70%を取得し、連結子会社化することで合意した。取得金額は約460億円。株式譲渡の実行は2025年9月を予定している。 買収の背景と狙い UPSIDERは、AIを活用した独自の与信モデルとテクノロジ […]

AB&Company、美容師とのレベニューシェア型サロン展開のSENSEを子会社化へ

2025年7月23日、株式会社AB&Company(証券コード:9251)は、株式会社SENSE(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化する方針で基本合意書を締結したと発表した。今後、2025年9月に株式譲渡契約を交わし、10月に譲渡を実行する見通しだ。 両社の事業概要 AB&Companyは、全国で直営およびフランチャイズ形式による美容室を1,000店舗以上展開しており、美容 […]

【M&Aトレンド速報】太平洋工業がMBOで上場廃止へ――自動車業界の激変に備える「非公開化」という選択

2025年7月25日、太平洋工業株式会社(7250)がマネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表し、上場廃止に向けたプロセスに入った。買収主体は、代表取締役社長が全株式を保有する株式会社COREで、TOBによる株式取得が行われる。 株主構成を一新し、迅速な意思決定を目指す 本件は、太平洋工業の経営陣が主導するMBOであり、買収後の非公開化を通じて「株主のリスク負担を軽減しつつ、経営判断を迅速化 […]

M&Aトレンドレポート──変貌する業界地図と加速する戦略的買収

はじめに:2025年夏、M&Aが動く──その背景とは 2025年に入り、企業のM&A戦略は「守り」から「攻め」へと転じつつある。円安の継続、インフレ耐性の構築、DXの急加速、そして中小企業の後継者問題など、多層的な課題に直面する中で、M&Aを“成長戦略”として位置づける企業が増えている。 とりわけ5月から7月にかけては、エンタメ、エネルギー、IT、DX、地方再編など、様々な […]